「生きる力」のフレーズには変化がないが、教育基本法の改正や脱ゆとりの影響がある。
これから移行期間に入るわけだが、学生の質の変化を、再び10年で追っていく必要がある。
自分自身はというと、10年前は、高校教員を目指す学生だったわけだが。
[出版物のメモ]
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/syuppan.htm
2009/04/10
ミニッツペーパーをきちんと取り入れる。
いくつか、授業改革の本を手に入れてみたが
方法論(授業デザインとでもいうべきか)を磨くことで、しゃべりが悪くても
成果が挙げられる、という感触を得た。
とりあえず、今期からは毎回の授業アンケート・ミニテストを兼ねた
出席カード(ミニッツペーパー)を根気強く配ることにしている。
5科目×15回なので、のべ75コマのミニッツペーパーが集まるわけであるが
学生の名前を覚えて、直接コミュニケーションを取る助けにしたい。
2009/02/20
2009/01/10
ミニッツペーパーと当日レポート方式

Large lecture college classes / kevin dooley
大学で講義を持ち始めて早くも2年が経ってしまった。受け持ちのコマ数は最大で週4。他に演習補助が週6なので、結構詰まっている。
演習系の授業では、毎回の課題提出によって学生の理解度や講義の出来・不出来がそれとなく分かってくる。同じ解説をクラスを変えて何度もすることになるが、2回目が一番良い手ごたえを感じ、3回目を超えると新鮮さが失われるだけでなく、力量不足がはっきりと出てくる!飽きっぽい性格がバレてくるのだろうか・・・。
講義形式の教養系科目では、試験による成績評価となるので学生の理解度を確認しながら進行することは、思いの他難しい。そこで、前期のある教科では、大学で用意されている出席カードを利用して、余白に一言感想や小テストを書かせるようにしてみた。これは想定外の効果があるようで、授業進行を見直すきっかけとなった。
今月に入って、書店巡りをしていたら玉川大学出版部から出ている「高等教育シリーズ」に大学講義の方法に関するアイディア集(杉江修治ら)を見つけた。私が試した「出席カード」は、ミニッツペーパー(1分間感想記入方式)という授業改善の方策なのだそうだ。また、当日レポート方式=ブリーフ・レポートに関する啓蒙書(宇田光)なんかは、目から鱗。さっそく、授業中に1つの課題についてレポートさせ、学生間での意見交換(協調活動)までさせてみた。効果はもう少し精査する必要があるが、授業改善の策としてはまだまだいろいろな手があるようである。
しかし、肝心の授業内容と教材の充実を図るのが先である、とも思う。
がんばらねば。
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