2011/10/22

教育評価と学習成果


285/365 Relief / thebarrowboy


最近、興味を持っていることの一つに
「成績のつけ方」がある。
いかにして学生の学びを評価するのか、我々は何を学生に与えられたかを問うことでもある。

教育とは、教員(教える)と学生(教わる)の間で行われるやり取りの総体である。

教えることは、一方的な教授(教え授ける)であっていいのか、
教わることは、受動的な受講で教わり授けられる状況でいいのか。

学習成果の効果測定は、重要なことではあるけれど
教育とは、教師が学び探求したことの成果物を、
学生と共有して初めて生じる気付きの連続であり、
互いに学び合うプロセスなのではないか、と考える。

「学び」は、学生が何を為し何を考えたかということから生じるものであって
学生が為したこと考えたことそのものだけではない。
教師は、学生が学ぶための行動に影響を与えることによってのみ、
学びを進めさせることができる。(ハーバート・A・サイモン, 2001)