2011/10/22

教育評価と学習成果


285/365 Relief / thebarrowboy


最近、興味を持っていることの一つに
「成績のつけ方」がある。
いかにして学生の学びを評価するのか、我々は何を学生に与えられたかを問うことでもある。

教育とは、教員(教える)と学生(教わる)の間で行われるやり取りの総体である。

教えることは、一方的な教授(教え授ける)であっていいのか、
教わることは、受動的な受講で教わり授けられる状況でいいのか。

学習成果の効果測定は、重要なことではあるけれど
教育とは、教師が学び探求したことの成果物を、
学生と共有して初めて生じる気付きの連続であり、
互いに学び合うプロセスなのではないか、と考える。

「学び」は、学生が何を為し何を考えたかということから生じるものであって
学生が為したこと考えたことそのものだけではない。
教師は、学生が学ぶための行動に影響を与えることによってのみ、
学びを進めさせることができる。(ハーバート・A・サイモン, 2001)

2011/06/05

授業というドラマ


lecture room / Sean MacEntee


授業はドラマである。

授業において、感情が揺さぶられ発見の喜びが湧き上がる体験を
学生自身が能動的に獲得するために、我々はあらゆる手段を講じなければならない。


・双方向性のための仕掛け(クリッカー、コンベンショナルな発問技法、教師のパーソナリティ)
・学生間の相互作用(ピア・インタラクション)
・授業研究と教育方法研究
・学習心理学の理解と実践的活用
 (教師期待効果!、教育評価、学生の心理の理解)

FD=ファカルティ・ディベロップメントの形骸化・形式化から抜けるために、実質的・実践的活動に踏み出すことが求められている。

2010/05/01

教育デザイン


80 lectures / denn


昨年度からミニッツペーパー(出席カード)を自作し始めたことで、自分自身で毎回の授業工程を振り返る習慣が付いた。講義の指導計画を立て、実践し、振り返る(PDC)ことまでは、ひと手間加えれば何とかできる。
前年度の指導計画書(と記録メモ)が手元に残ってさえいれば、(記憶ではなく!)記録から講義を再生することは、ある程度まで可能なのである。ただし、私はロボットや再生装置ではないので、受講学生との距離感によって、発問や雑談といった相互作用に応じて講義の進行は絶えず揺動している。

では、前年度の記録から講義ノートを更新し、よりよい講義を組み立て直していくためにはどうすればよいのか。教師の暗黙知を明文化・構造化し、良いものと悪いものを取捨選択する有効な手だてはあるのか。
シラバスの「名目上の」アップデートから脱却して、PDCAサイクルの成果としての講義計画書をつくりこまなければならないと考える。

工学(インストラクショナル・デザイン)の観点から、教育デザインをとらえた「教育デザイン入門」を書店で手に取った。2007年11月の刊行だが、理念目的の設定、教育分析、設計と実施、評価とフィードバックまで書かれた第一部は、確かな処方箋のひとつを与えてくれる。
また、巻末資料には、FDにおける教師のティーチング(ラーニング)ポートフォリオのようなスキルチェックシートがある。教育デザインをFDの課程にまで適用した成果物であり、PDCAサイクルの"A"に対応する解のひとつに出会えた。

2009/04/23

学習指導要領

「生きる力」のフレーズには変化がないが、教育基本法の改正や脱ゆとりの影響がある。

これから移行期間に入るわけだが、学生の質の変化を、再び10年で追っていく必要がある。
自分自身はというと、10年前は、高校教員を目指す学生だったわけだが。

[出版物のメモ]
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/syuppan.htm


2009/04/10

ミニッツペーパーをきちんと取り入れる。


いくつか、授業改革の本を手に入れてみたが
方法論(授業デザインとでもいうべきか)を磨くことで、しゃべりが悪くても
成果が挙げられる、という感触を得た。

とりあえず、今期からは毎回の授業アンケート・ミニテストを兼ねた
出席カード(ミニッツペーパー)を根気強く配ることにしている。

5科目×15回なので、のべ75コマのミニッツペーパーが集まるわけであるが
学生の名前を覚えて、直接コミュニケーションを取る助けにしたい。